為替変動が無くても日本人は貧乏になる。
ぺーやんです。
安倍政権が誕生し、異次元の金融緩和が実施されてから早いもので6年が経ちました。
この6年でぼくたちの生活はどう変わったでしょうか?
大企業に勤めてみえる方は、円安の影響で利益が押し上げられおいしい思いをしているかもしれません。
又、物価だけが上がって生活が苦しくなった方もみえると思います。
現在、為替は1ドル112円付近。
金融緩和が始まって数年は円安への極端な為替変動がありましたが、最近は安定しています。
グラフを見て頂くと、いかに2012年から始まった円安が急ピッチで進んだかが分かります。
そして、円安による原材料価格高騰の、コストプッシュインフレが進みました。
2015年に124円程度の円安が進んだ後は、比較的緩やかな変動になって極端な円安も進行していないため、原材料の高騰も収まったと思われる方もみえるかもしれません。
しかし、そうとも言い切れないのです。
何故なら、アメリカをはじめ世界は経済成長とインフレが進行しているため、物価が上がり続けているからです。
それによって原材料も上がっていきます。
つまり、為替が変動せずに円が安定して保たれたとしても、輸入品の価格は年々上がっていくという事です。
例えば、米国は平均すると年率2%づつインフレが進行しているため、日本の価値も下がっていきます。
あなたが大企業や輸出企業に勤めていれば、その恩恵を給料やボーナスで受理できているかもしれません。
しかし、日本は内需国家であり、経済にしめる輸出の割合は15%ほどしかありません。
残りの85%は内需によって成り立っているのです。
つまり内需の経済が活発にならず給料が上がらなければ、コストプッシュインフレによって日本人は経済的にどんどん貧しくなって行くと言えるのです。
これは子育て世代や若者にとって、とても重要で逃れられない事実です。
自分や家族を守るため、そして若者の未来を守るためにどうしていったら良いのか、これは日本人全員で考えていかなければいけない、決して目を逸らしてはいけない大きな課題と言えるのです。
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