積み立て投資家が報われる日
ぺーやんです。
米国株は長いボックス相場が続いています。
しかし、貿易戦争の見通しが緩和された事で、NYダウは過去最高値に迫る勢いです。
米国は10年にも及ぶ景気拡大が続いており、何度も景気後退が心配されました。
この2年間で何度も調整がおこり、その度に人々はリセッションに怯えたのです。
又、景気後退前に起こる、債券市場での逆イールドカーブが発生した事で、銀行の貸出しが減り企業の設備投資が抑制される事を懸念し、よりリセッションを意識する様になりました。
しかし、逆イールドが発生しても直ぐにリセッションが起きるわけでもありません。
又、世界は金融緩和に舵を切り始めました。
更に、来年はアメリカの大統領選がある事から、トランプ大統領は株価を上げる事に躍起になります。
アメリカは一般人の金融資産のうち、株や投資信託の保有率が50%あるため、株価を上げる事で国民の気分を良くする事ができます。
そして、資産価格の上昇は個人消費にも結びつくため、株価はアメリカ大統領の通信簿と言えるのです。
更に、昨日トランプ大統領は、今後1年間のうちに中間層向けの大規模減税の計画を発表すると言いました。
中国との貿易戦争による関税で税収が増えた為、それを使い中間層の消費を刺激しようとしているのです。
もし、それが実現すれば、アメリカのGDPの7割を占める個人消費が押し上げられ、アメリカは更なる好景気を向かえる可能性があります。
歴史的なサイクルから見れば、アメリカは長期の景気拡大期に入っていると言えます。
NYダウは強気相場で、100ドルから1,000ドル、1,000ドルから10,000ドルとステージを変えてきました。
強気相場だからと言って、リセッションしないわけではありませんが、NYダウは100,000ドルへ向けた、新たなステージに入った可能性があります。
そして、もし仮に減税が実現したとすれば、個人消費の拡大は企業業績の拡大にも繋がり、米国株は上昇し積み立て投資家は報われる事になります。
そしてそれは、預金をしている日本人と米国株投資家との格差が、更に拡大する事を意味するのです。